高校見学で必ず確認したい。「スクールカウンセラーの稼働日数」と「特別支援コーディネーター」の存在

学校補習・中学受験・高校受験に対応した発達障害(LD/ADHD/自閉症スペクトラム)・ギフテッド(2E)のオンライン個別指導塾・発達支援塾リバランス

偏差値や進学実績よりも大切な「見えないセーフティネット」

特性や繊細さを持つ子の高校選びでは、偏差値や実績よりも「非常時のセーフティネット」が重要です。パンフレットの情報に安心せず、スクールカウンセラーの具体的な稼働日数(週1〜2日等)や、学校全体を動かす実働的な「特別支援コーディネーター」の存在を確認しましょう。つまずいた際を想定したシビアな質問に対し、明確で手厚いサポート体制を示せる学校こそが安心して通える本物の居場所となります。

  • セーフティネットの重要性: 偏差値や進学実績よりも、メンタルが崩れた等の「非常時」の支援体制を見極める。

  • キーパーソンの実働状況: カウンセラーの具体的な稼働日数や、実動する特別支援コーディネーターの有無を確かめる。

  • シビアな質問で本質を見破る: 「つまずいた時」を想定した質問をし、具体的なサポート体制を明確に示せる学校を選ぶ。

高校受験に向けて学校見学や説明会に行く際、多くの親御さんは「偏差値」「大学への進学実績」「制服や設備の綺麗さ」といった、パンフレットの表紙を飾るような目立つ情報に目を奪われがちです。

しかし、発達の凸凹繊細な特性を持つお子さんの進路選びにおいて、それらの情報は二の次と言っても過言ではありません。本当に確認すべきなのは、「入学後、この子が人間関係や学習の壁にぶつかり、メンタルが崩れそうになった時、この学校はどこまで機能するセーフティネットを持っているか」という点です。学校の真の価値は、平時ではなく「非常時」の対応力にこそ現れます。

スクールカウンセラーの「稼働日数」に隠された真実

パンフレットに「スクールカウンセラー(SC)配置」と書かれていると、親は「いつでも相談できる環境がある」と安心しがちです。しかし、ここに大きな落とし穴があります。

必ず個別相談で確認していただきたいのが、「カウンセラーの先生は、月に何日(週に何回)来校していますか?」という具体的な稼働日数です。 学校によっては「月に1回、数時間だけ」しかSCが稼働していないケースが多々あります。もしお子さんがパニックを起こしたり、行き渋りが始まったりした時、「次のカウンセラー来校日は3週間後です」と言われてしまっては、何の役にも立ちません。最低でも週に1〜2回は常駐し、危機的な状況ですぐに繋がれる体制があるかどうかは、学校の「支援への本気度」を測る重要なバロメーターになります。

学校の支援力を決める「特別支援コーディネーター」の存在

もう一つ、必ず確認すべきキーパーソンが「特別支援コーディネーター」の存在です。

特性のある子が学校生活を送る上で、親が担任の先生一人にすべてを理解してもらい、各教科の先生に配慮を周知してもらうのは至難の業です。ここで活躍するのが、保護者と担任、外部の専門機関(主治医や療育)を繋ぎ、学校全体で子どもを支援するチームを作ってくれる「コーディネーター」の存在です。

見学の際は、「特別支援コーディネーターの先生は、実際にどのような場面で動いてくださいますか?」と踏み込んで質問してみてください。「名前だけの役職」になっておらず、実際に生徒や保護者の面談に同席し、柔軟な配慮(別室登校やICTの活用など)を学校側に掛け合ってくれる実働的なコーディネーターがいる学校は、特性のある子にとって最強の味方となります。

「いざという時」を想定した質問で本質を見極める

  • SCの来校頻度と、予約の取りやすさは?
  • 特別支援コーディネーターの先生は、担任とどう連携をとってくれますか?
  • メンタルが崩れて教室に入れなくなった場合、どのような居場所や学習のフォローがありますか?

見学会では、こうした「うちの子が失敗した時・つまずいた時」を想定した少しシビアな質問を、あえてぶつけてみてください。嫌な顔をせず、具体的なサポート体制を明確に答えられる学校こそが、お子さんの大切な3年間を安心して預けられる本物の居場所です。

発達障害・ギフテッドの高校受験塾オンライン塾リバランスはこのような学校選びのアドバイスを行っています。