世界水準の発達支援「アコモデーション」とは
アコモデーション=普通教育に適応する発達支援
「アコモデーション」は正式にはReasonable Accommodationといい、日本語に直訳すると「合理的配慮」となります。
ところが、本来のアコモデーションという言葉は、より限定的に使われ、合理的配慮とは同義ではありません。
アメリカの教育におけるアコモデーションは、障害のある人が、障害のない人と同等に普通教育に適応できるようにするための配慮や調整であり、教育内容そのものには質的変化を伴いません。
そして、教育内容そのものに大きな調整・変更を伴う場合は「モディフィケーション」といい、モディフィケーションは普通教育への適応を目的としていません。
一方、文科省の定める合理的配慮とは「障害のある子どもが、他の者と平等にすべての人権及び基本的自由を享有し、又は行使することを確保するための必要かつ適当な”変更”及び”調整”」とされます。
つまり、合理的配慮は「変更=モディフィケーション」と「調整=アコモデーション」が混在した定義になっています。
この質の異なる概念を一括りにした定義が、合理的配慮の曖昧さの原因となっています。
私たちが行うのは合理的配慮ではなくアコモデーションであり、発達障害(LD/ADHD/自閉症スペクトラム)、ギフテッド(2E)、不登校のお子さんが「普通教育に適応することを目的」として、「教育内容やテスト内容そのものには質的な変更はせずに、発達の特性に合わせて勉強方法を工夫する」という発達支援・学習指導です。
アコモデーションとモディフィケーション
前述の通り、アコモデーションは発達障害(LD/ADHD/自閉症スペクトラム)、ギフテッド(2E)、不登校のお子さんを、定型発達のお子さんと同等に普通教育に適応できるようにする支援方法です。
言い方を変えれば、「アコモデーションは定型発達のお子さんと同じルールで勝負するための支援方法」とも言えます。
アコモデーションをイメージする例として、パラスポーツの「車いすテニス」が挙げられます。
車いすテニスは、2バウンドでの返球が認められている以外は基本的にテニスと同じルールであり、障害がない人と対戦したり、ダブルスを組んでテニスをすることができます。
ただし、練習方法は通常のテニスと異なる工夫が必要であり、その練習方法の工夫がアコモデーションです。
一方、「モディフィケーションはルールそのものを質的に変えてしまう支援方法」です。
例えば、車いすでは移動範囲に限界があるだろうとコートを狭くし、上半身だけしか使えないから負担が大きいだろうとラケットを軽くて小さいものに変更するなどの、ルールそのものに質的な変更を加えます。
つまり、モディフィケーションを突き詰めていくと、そのスポーツはテニスとは別のスポーツになってしまい、テニスをするという本来の目的とは違ったものになります。
もし発達障害専門の塾に通っていて何しかしらの違和感を感じている方がいらっしゃいましたら、目的と手段が合っていない可能性が高いです。
心当たりがある場合はただちに私たちにご相談ください。
リバランスのアコモデーション
リバランスのアコモデーションの前提となるのは発達検査を正しく解釈する専門的知見です。
私たちの塾長には2012年から2022年までに1857名の学習指導・学習相談を行なった実績があります。
さらに臨床心理士と連携することによって、この経験に理論的裏付けを行い、理論と実践をかけ合わせて構築した独自かつ専門的なノウハウに基づくアコモデーションを実行できるのが、リバランスの特徴です。
また、発達障害(LD/ADHD/自閉症スペクトラム)、ギフテッド(2E)、不登校は個別性が強く、単純にLD(学習障害)/SLD(限局性学習症)、ADHD(注意欠如・多動性障害)、ASD(自閉スペクトラム)、ギフテッド(2E)などの型にはめてパターン化できるものではありません。
私たちは、型にはめてパターン化するのではなく、生徒それぞれの特性と個別に向き合うため、発達障害(LD/ADHD/自閉症スペクトラム)、ギフテッド(2E)、不登校、中学受験・高校受験対策などと幅広い対応ができるオンライン個別指導塾・発達支援塾です。
お子さんのサインを見逃さないでください
LD(学習障害)/SLD(限局性学習症)、ADHD(注意欠如・多動性障害)、ASD(自閉スペクトラム症)、ギフテッド(2E)、不登校のお子さんは、単なる勉強が苦手なお子さんとは対策が異なり、一般的に正しい対策が間違った対策となりえます。
発達障害(LD/ADHD/自閉症スペクトラム)、ギフテッド(2E)、不登校のお子さんの学習がうまくいかないのは気持ちや努力の問題ではなく、”能力の問題”であり、指摘するのではなく、能力に合わせた支援・勉強方法の工夫(=アコモデーション)をすべきです。
- やる気はあるのに行動できない
- 怠けていないのにやる気がないように見られる
- 努力しているのに結果が伴わない
これらはお子さんの特性に気付く重要なサインですので、見逃さないでください。