話を聞く態度は重要なコミュニケーションスキル
発達凸凹(発達障害・グレーゾーン)・ギフテッドの発達特性によって、ソーシャルスキルに弱点がある場合、話を聞く態度が悪いなどと叱られがちです。
お子さん自身はちゃんと相手の話を聞いているつもりにも関わらず叱られることが多くなるとネガティブな感情が蓄積し、不登校や登校渋りのきっかけになりえます。
そもそも、聞く態度のポイント自体が分かっていない場合が多いので、親子で一緒に人の話を聞く態度について考えてみましょう。
聞く態度のポイント
自分ではちゃんと人の話を聞いているつもりでも、相手に伝わらなければコミュニケーションは成立しません。
相手に伝わる聞く態度のポイントを整理してあげましょう。
- 話している人の顔を見る
- 相手が話しているときは静かに聞く
- 相手が話しているときに他のことをしない
- 自分が何かしているときに話しかけられたときは、やっていることを中止する
- 話を聞きながら「確かにそうだね!」「なるほど、わかった!」「うーん、どうだろう?」などと話の内容に対してリアクションする
実際に聞く態度の練習をしてみる
聞く態度は一朝一夕で身に付くものではありませんので、普段から家庭の中で練習しましょう。
特に「興味がなくて集中しづらい場面」と「本人が好きなことに熱中してしまい、周りが見えなくなってしまう場面」を選び、集中的に練習すると効果的です。
<聞く態度の練習をする場面の例>
- 宿題をするように指示をしている場面
- お手伝いについて指示をしている場面
- 明日の学校の準備の指示をしている場面
- ゲームをしているときに次の予定の指示をする場面
- 読書をしているときに次の予定の指示をする場面
まとめ
聞く態度で叱られることの多いお子さんは、ご家庭で聞く態度のソーシャルスキルトレーニングを実施してみてください。
次回は「授業を受ける態度」を取り上げます。