第10回 肯定的な注目を与える

発達障害(LD・ADHD・自閉スペクトラム症)・グレーゾーン・ギフテッドのオンライン個別指導塾・進学塾による「おうちでソーシャルスキルトレーニング」

好ましい行動を増やすために肯定的な注目を与える

今回も発達凸凹(発達障害・グレーゾーン)・ギフテッドのお子さんと親御さんとの適切な関わり方を学ぶ「ペアレントトレーニング」を学んでいきます。

前回、注目の力を効果的に使うための行動を分類するペアレントトレーニングを学びました。

今回は好ましい行動を増やすために「肯定的な注目」を与えることを学びます。

ペアレントトレーニングによってソーシャルスキルトレーニングを効果的にし、不登校や登校渋りリスクを下げましょう。

肯定的な注目は好ましい行動に与える

「肯定的な注目」は3種類に分けた行動の中で「好ましい行動」に対して与えます。

肯定的な注目は行動を認め、行動を増やす効果があるので、「好ましくない行動」「許しがたい行動」に対しては与えてはいけません。

なぜ肯定的な注目を与えるといいのか

  • 再び褒められたいという気持ち

お子さんの行動に肯定的な注目を与えると、再び褒められたいという気持ちが生じ、頻繁にその行動をするようになります。

また、少し気が向かないことを要求されても、比較的、協力的に応じるようになります。

  • 認められているという思い

お子さんの行動に肯定的な注目を与えると、「自分は親から認められている」という思いが強くなります。

もし、学校でからかいやイジメを受けていても、自己肯定感を保つことができます。

肯定的な注目の種類

肯定的な注目は、場面や状況に合わせて様々なバリエーションを使い分けると効果的です。

  • 褒める

「帰ってきてすぐに宿題やったの?偉いね」などと褒める

  • 励ます

「あともう少しだよ、頑張れ」などと励ます

  • 気づいていることを知らせる 

「宿題終わったんだね」などと注目していることを知らせる

  • 笑顔を返す 

目が合ったら笑顔を返す(非言語コミュニケーション)

  • 感謝する

「今日は話をよく聞いてくれてありがとう」などと感謝する

  • 関心を示す

「今日学校ではどんなことをやったの?」などと具体的な関心を示す

まとめ

お子さんの発達凸凹に合わせてソーシャルスキルトレーニングだけでなく、ペアレントトレーニングも併せて学ぶことも重要です。

このブログでは基本的な関わり方や考え方を紹介していきます。

次回はペアレントトレーニングの一つである「無視をする」を取り上げます。

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