アコモデーションとモディフィケーション

アコモデーションとモディフィケーションの違い

一般的な発達支援は「モディフィケーション」といいます。

モディフィケーションは発達凸凹(発達障害・グレーゾーン)・ギフテッドのお子さんが「普通教育に適応することを目的としていない」ため、教育内容やテスト内容そのものに大きな調整・変更を加える発達支援・学習指導です。

一方、私たちが行うのは「アコモデーション」です。

アコモデーションは発達凸凹(発達障害・グレーゾーン)・ギフテッドのお子さんが「普通教育に適応することを目的」として、「教育内容やテスト内容そのものには質的な変更はせずに、発達の特性に合わせて学習方法を工夫する」という発達支援・学習指導です。

LD(学習障害)・ADHD・自閉スペクトラム症などの発達障害と確定診断を受けている、または発達特性が顕著に現れ、明らかに普通教育に適応することが難しいお子さんにとって、モディフィケーションは適切な支援方法です。

しかしながら、普通教育に適応できる可能性が高いグレーゾーンのお子さんにとってはモディフィケーションではなく、アコモデーションが適切です。

それにも関わらず、グレーゾーンのお子さんに対してもモディフィケーションが行われているというのが実情です。

アコモデーションは車いすテニス?

前述の通り、アコモデーションは発達凸凹(発達障害・グレーゾーン)のお子さんを、定型発達のお子さんと同等に普通教育に適応できるようにする支援方法です。

言い方を変えれば、「アコモデーションは定型発達のお子さんと同じルールで勝負するための支援方法」とも言えます。

アコモデーションをイメージする例として、パラスポーツの「車いすテニス」が挙げられます。

車いすテニスは、2バウンドでの返球が認められている以外は基本的にテニスと同じルールであり、障害がない人と対戦したり、ダブルスを組んでテニスをすることができます。

ただし、練習方法は通常のテニスと異なる工夫が必要であり、その練習方法の工夫がアコモデーションです。

モディフィケーションはテニス?卓球?

一方、「モディフィケーションはルールそのものを質的に変えてしまう支援方法」です。

例えば、車いすでは移動範囲に限界があるだろうとコートを狭くし、上半身だけしか使えないから負担が大きいだろうとラケットを軽くて小さいものに変更するなどの、ルールそのものに質的な変更を加えます。

つまり、モディフィケーションを突き詰めていくと、そのスポーツはまるで卓球のような、テニスとは別のスポーツになってしまい、テニスをするという本来の目的とは違ったものになります。

まとめ

もし通級や特別支援学級、発達障害専門塾で違和感を感じている方がいらっしゃいましたら、お子さんの発達特性に対する発達支援・学習指導の方法が間違っている可能性が高いです。

心当たりがある場合はただちに私たちにご相談ください。

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