岐阜県の高校受験対策

岐阜県の高校受験のシステム

選抜方法(一般)

岐阜県の高校入試は各教科50分100点満点、5科目合計500点満点です。

標準検査として全員が5教科の学力検査と実技検査(音楽科・美術科)、面接(実施する場合)に加え、高校・学科によっては希望者のみの「独自検査」も行います。

内申点と標準検査による選抜

内申点と標準検査による選抜では、学力検査と実技検査・面接(実施校のみ)を実施します。

選考は何進展と標準検査の結果を総合的に審査して行い、内申点:標準検査の比率は3:7~7:3の範囲で各高校が定めます。(学力検査の特定教科の配点に一定の倍率をかける傾斜配点を実施する高校・学科もある)

独自検査を含むよる選抜

独自検査を含む選抜では学力検査に加え、独自検査として面接、小論文、実技検査、自己表現の中から各高校が指定した検査を実施します。

選考は、先に入学定員の30%を上限に、独自検査を含む選抜を行い、次に独自検査の合格者を除くすべての受検者を対象に、内申点と標準検査の結果をもとに総合的に審査し、合否を判定します。

内申点の特徴

岐阜県の内申点は中1から3年分がカウントされます。

中1・中2は45点、中3は90点の180点満点で、内訳は以下の通りです。

中1:9教科×5段階評定=45点

中2:9教科×5段階評定=45点

中3:9教科×5段階評定×2=90点

岐阜県の特別支援環境

特別支援環境の特徴

岐阜県は、小学校・中学校ともに通級充実度が全国平均より良く、支援学級充実度は全国平均を下回る地域です。

つまりグレーゾーンのお子さんにとっては手厚い一方、発達障害のお子さんにとっては特別支援環境が悪い地域といえます。

特別支援環境の注意点

小学校・中学校ともに発達障害のお子さんにとっては特別支援環境が悪いため、他の地域と比べると保護者への負担が大きくなります。

岐阜県の高校入試の問題傾向

英語の問題傾向

全体問題数の約5割が長文読解

岐阜県の英語は全体問題数の約5割が長文読解という特徴があります。

約550語の長文も出ますから、素早く正確に解く練習をしていきましょう。

出題形式は毎年ほぼ同じなので、過去問演習で解き方の形式に慣れることが重要です。

与えられたテーマについて書く英作文が出題

岐阜県では与えられたテーマについて書く英作文が3年間連続で出題されており、今後も出される可能性が高いです。

英作文は複雑に考えがちですが、自分の知っている表現で、シンプルに答えることが鍵です。

数学の問題傾向

小問集合問題の配点が3割弱と少ない

岐阜県の数学は他の地域では得点源になる小問集合問題の配点が3割弱と少ないという特徴があります。

そうはいってもここでの失点は痛いので、基本を一通り身につけましょう。

その上で標準・応用レベルの問題演習に数多く取り組むことが必要です。

図形の証明問題や複雑な関数など様々な応用問題が出題

小問集合問題の比重が小さいということは、相対的に標準・応用問題の比重が大きいということです。

岐阜県の数学では記述式の図形の証明問題や複雑な関数の問題など様々な応用問題が出題されます。

普段から様々な標準・応用問題へ触れるようにしましょう。

国語の問題傾向

約2000字の小説が出題

岐阜県の国語では約2000字の小説が出題されるという特徴があります。

2000字であれば4分程度で文章全体を読み終える読解のスピードが必要となります。

普段から文章の要約をする練習を取り入れ、素早く正確に内容を把握できる読解力を身につけることが必要です。

表やグラフを読み取って書く作文が出題

岐阜県の国語では、テーマや条件に沿って意見を書く作文が出題されます。

字数は180字程度ですが、記述の力がないと苦戦します。

記述力の養成には時間がかかりますので、普段から文章の要約や自分の主張を整理して書くトレーニングを行いましょう。

※理科・社会は割愛します。

発達障害・グレーゾーン・ギフテッドの高校受験対策

中学入学前に家庭学習の習慣化が必須

内申点が中1からカウントされる岐阜県の高校入試では小学校のうちから家庭学習の習慣化が必須です。

課題を計画的にこなす実行機能が弱いADHD傾向のお子さんや、課題をこなす作業自体に弱点があるLD傾向があるお子さんには専門的なノウハウをもって「定期テスト対策」と「提出物管理」を行う必要があります。

言語・非言語の表現力が求められる

岐阜県の高校入試で出題される英作文や作文では言語の表現力、図形の証明問題では非言語の表現力が求められます。

推論が苦手なLD傾向があるお子さんには長期的な支援と訓練が必要です。

複雑な内容を整理する集中力が求められる

岐阜県の高校入試では英語や国語の長文読解問題、数学の記述式の図形証明問題や関数など複雑な問題が出題されます。

推論が苦手なLD傾向があるお子さんや、複雑な内容を整理する集中力が欠けるADHD傾向のお子さんには専門的な支援と訓練が必要です。

「岐阜全県模試」「岐阜模試」「岐阜新聞学力テスト」の対策と復習

岐阜県の高校受験において、主要な模擬試験である「岐阜全県模試」「岐阜模試」「岐阜新聞学力テスト」の対策と復習は必須です。

模試は志望校への合格率や偏差値、順位を知るだけではなく、入試のテスト形式に慣れることができます。

また、弱点が把握できるので、良質な復習の材料となります。

発達障害(LD・ADHD・自閉スペクトラム症)・グレーゾーン・ギフテッドの高校受験対策(岐阜県)
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