気付かぬうちにトラブルを起こしてしまう可能性がある
発達凸凹(発達障害・グレーゾーン)・ギフテッドの発達特性によってソーシャルスキルに弱点がある子供の場合、本人が気付かぬうちに、無自覚でトラブルを起こしてしまう可能性があります。
このようなコミュニケーションのトラブルが発生するとネガティブな感情を蓄積させ、不登校や登校渋りのきっかけになりえます。
今回は無自覚でトラブルを起こしてしまうときの対処法について考えましょう。
無自覚でトラブルにつながってしまう事例
放課後に、お母さんに付き添って近所のスーパーに行きました。
そこで、親しくないが話したことのある学校のお友達に会いました。
目が合ったのですが、何と話しかけていいかわからず、無視してしまいました。
翌日学校に行くと、お友達は怒っていました。
なぜトラブルが起きたか考える
なぜお友達は怒ってしまったのでしょうか。
理由を考えてみましょう。
- 一般常識として知り合いに会ったら挨拶をするもの
相手は挨拶もされずに無視をされた行為に対して、失礼だと感じ、怒りが高まった可能性があります。
- 親しくなる機会が失われた
お友達はあなたともっと親しくなりたいと考えていたかもしれず、その機会が失われたため、怒りが高まった可能性があります。
- 相手の自尊心を傷つけた
知り合いに無視されたことで、相手の自尊心が傷つき、怒りが高まった可能性があります。
まとめ
このように色々な理由が考えられますが、気付かぬうちにトラブルが起きたときに、相手が怒った理由を理解し、ちゃんと謝れるかどうかが重要です。
次回は「きちんと謝る」を取り上げます。