本当のことをすべて言うのはいいとは限らない
発達凸凹(発達障害・グレーゾーン)・ギフテッドの発達特性によってソーシャルスキルに弱点がある子供の場合、良かれと思って発言・アドバイスをしたつもりが無意識に相手を傷つけてしまっている事があります。
コミュニケーションのトラブルはネガティブな感を蓄積させ、不登校や登校渋りのきっかけになりえます。
相手に伝える・教える・アドバイスなどをする際の言葉選び・伝え方の大切さについて家族で考えてみましょう。
相手のためを思って発言した事が嫌味に聞こえたり、不快に思わせることがある
これは少々難しいところがありますが、人とコミュニケーションする際にとても重要なものになります。
基本的に相手の顔色・様子をうかがい、「〜みたいな感じでアドバイスしてみよう!」などと頭の中で考える事がほとんどです。
しかし、中には相手の気持ちを汲み取る事が苦手で頭ではわかっていても伝えることは苦手な子もいます。
そういう場合に良かれと思って発言したことが、相手に良くない言い方だったり、正確な事実をストレートに伝えてしまったりと、相手が落ち込むようなことを言ってしまうことがあります。
早速ですが相手への良い伝え方とは何でしょうか。
相手の立場になって考えてみよう
自分は○○のように考えているけれど、どのような言葉だったら不快に思わないだろうか、落ちこまない様にいい伝え方はないだろうか、など相手の立場になって気持ちを考えることが大事です。
自身の意見を持つことはいい事です。
思ったことや事実をストレートにそのまま伝えることが悪いのではなく伝え方・言葉選びが何よりも大事な点になります。
伝え方を工夫することでお互いが気持ちよく過ごせるようになります。
まとめ
事実を何でも言ったほうがいいとは限りません。その場の雰囲気、みんなの気持ちを優先させることも必要です。
コミュニケーションが苦手なお子さんは、気持ちを汲み取ることが苦手な子もいれば得意な子もいますが、大切なのは‘’伝え方‘’です。
普段、お子さんがどのようにして伝えてくるのか耳を傾けて聞いてみてください、きっと気づきがより良いコミュニケーションに繋がります。
次回は「ついついしてしまうこと」を取り上げます。