一方的な説明は相手の興味を失わせるディスコミュニケーション
発達凸凹(発達障害・グレーゾーン)・ギフテッドの発達特性によってソーシャルスキルに弱点がある場合、相手に説明する際に一方的になり、トラブルになりがちです。
学校でのコミュニケーションのトラブルはネガティブな感情を蓄積させ、不登校や登校渋りのきっかけになりえます。
そもそも、相手に説明する態度のポイント自体が分かっていない場合が多いので、親子で一緒に説明する態度について考えてみましょう。
説明する態度のポイント
まずは物や出来事を相手にどのように説明すれば伝わるのか、そのポイントを整理してあげましょう。
- 物や出来事を相手に説明する時は分かりやすく話す
- 物や出来事を相手に説明する時はイメージしやすいように話す
- 物や出来事を相手に説明する時は興味を持ってもらうように話す
- 物や出来事を相手に説明する時は話の全体像を考えて話す
- 5W1H(誰が・いつ・どこで・何を・なぜ・どのうように)が分かるように話す
- 物は形や色など見た目が想像できるように話す
- 出来事は場面を想像できるように話す
- 特徴的なことがあれば強調して話す
主観的な言葉は多用しない
前述のポイントがズレてしまうと、独りよがりの一方的な説明になってしまい、逆に相手の興味を失わせるディスコミュニケーションになってしまいます。
また、以下のような主観的な言葉は、それをリアルタイムで共有している場合を除き、自分と相手のテンションの温度差を生んでしまうため、多用しない方がいいです。
- 「可愛い」「よかった」「楽しかった」などの主観的な言葉だけでは相手に伝わらない
- 「とっても」「超」「めっちゃ」などの強調語は人によって違うため、相手にうまく伝わらない
まとめ
相手に説明する態度でトラブルの多いお子さんは、説明する態度のソーシャルスキルトレーニングを実施してみてください。
次回は「自分の体験を話す」を取り上げます。