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一日を振り返って感情の起伏を知る
発達凸凹(発達障害・グレーゾーン)・ギフテッドの発達特性によって、ソーシャルスキルに弱点がある場合、自分の感情の起伏がよくわかっていないことがあります。
感情の起伏を自己認知し、相手に自分の気持ちを適切に表現しないとコミュニケーションは成立せず、不登校や登校渋りのきっかけになりえます。
親子で一緒に一日の出来事と、その時の感情を振り返ってみましょう。
一日のスケジュールを振り返る
まずは一日のスケジュールや出来事を振り返ってみましょう。
<一日のスケジュールや出来事>
- 朝
- 登校中
- 朝の会
- 1時間目
- 2時間目
- 3時間目
- 4時間目
- 5時間目
- 休み時間
- 放課後
一日の中で嬉しかったこと・嫌だったことを思い出す
一日の中で「ポジティブな感情」を抱いた場面、また「ネガティブな感情」を抱いた場面を思い出してみましょう。
また、ネガティブな感情を抱いたときにどうしたか確認し、間違った対応をしている場合は修正しましょう。
<ポジティブな感情を抱いた場面>
- 早起きしてお母さんに褒められた
- 休み時間のドッヂボールが楽しかった
- 給食でプリンが出たので嬉しかった
<ネガティブな感情を抱いた場面>
- 2時間目の算数の授業が分からなかった
- 放課後に友達と遊ぶ約束がなくなった
<ネガティブな感情を抱いたときにどうしたか>
- 算数の分からなかったところはお母さんに聞いた→正しい対応
- 友達と遊ぶ約束がなくなって嫌な顔をした→まずは理由を聞いて納得できる理由だったら許そう
まとめ
コミュニケーションが苦手なお子さんの場合、一日の出来事とその時の感情を振り返るソーシャルスキルトレーニングを実施してみてください。
次回は自己認知の一つ「身だしなみに気をつける」を取り上げます。