第8回 注目の力を使う

発達障害(LD・ADHD・自閉スペクトラム症)・グレーゾーン・ギフテッドのオンライン個別指導塾・進学塾による「おうちでソーシャルスキルトレーニング」

親子の適切な関わり方を学ぶペアレントトレーニング

今回はいつものソーシャルスキルトレーニングではなく、発達凸凹(発達障害・グレーゾーン)・ギフテッドのお子さんと親御さんとの適切な関わり方を学ぶ「ペアレントトレーニング」を学んでいきます。

親御さんがペアレントトレーニングを学ぶことによって、ソーシャルスキルトレーニングがより一層効果的になり、不登校や登校渋りのリスクを下げることができます。

今回は「注目の力」を使って、ソーシャルスキルトレーニングを効果的にする方法を学んでいきます。

注目の力を使う

注目には力があります。

例えば、

・料理を作ったときに「美味しい」「いつもよりいい味付けだね」

・仕事で「目標達成できたね」「いい仕事をしたね」

などと大人でも注目されることで「喜び」や「やる気」が湧いてきます。

とりわけ子どもは大人から注目されることへの欲求が強く、ときには注目されたいがために泣いたり、喚いたり、暴れたりと悪いことだってします。

この強力な注目の力を活用し、生徒のモチベーションや行動をコントロールしましょう。

注目には2種類あります。

肯定的な注目と否定的な注目

  • 肯定的な注目…褒める、認める、笑顔を返す、興味・関心を示すなど

肯定的な注目とは、お子さんに対してポジティブな行動をすることです。

「褒める」が一般的ですが、褒める以外にも認める、笑顔を返す、興味・関心を示すことも肯定的な注目です。

お子さんが好ましい行動をしていることに、気がついているよ、わかっているよと肯定的な注目を伝えることによって、好ましい行動は増え、さらに自信を持ちます。

  • 否定的な注目…注意する、叱る、責める、怒鳴る、落胆する、顔をしかめるなど

否定的な注目とは、お子さんに対して ネガティブな行動をすることです。

お子さんに対し「悪い点を直してあげたい」「こんな状態では将来うまくいかないのでは」という気持ちが動機となり、結果的に注意する、叱る、責める、怒鳴る、落胆する、顔をしかめるなど否定的な注目を選択してしまいがちです。

否定的な注目をしても、好ましくない行動はあまり減るどころか、叱られることに慣れる、反抗的になる、癇癪を起こす、無気力になる、自信を失うなど悪化の一途をただり、二次障害につながります。

まとめ

お子さんの発達凸凹に合わせてソーシャルスキルトレーニングだけでなく、ペアレントトレーニングも併せて学ぶことも重要です。

このブログでは基本的な関わり方や考え方を紹介していきます。

次回はペアレントトレーニングの一つである「行動の分類を行う」を取り上げます。

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