ギフテッド(2E)の悩みを解決する4つのアコモデーション

発達障凸凹(発達障害・グレーゾーン)・ギフテッドのオンライン個別指導塾・進学塾「リバランス」

ギフテッドとは

ギフテッドとは特定分野に特異な才能のある児童のことで、概ねIQ130以上のお子さんが該当します。

ギフテッドには「英才型」「2E型」の2種類があります。

英才型は全般的に高い知能を持つ、いわゆる”天才児”です。

周囲から見ても非常に優秀に見えるため、才能を伸ばすための機会にも恵まれます。

一方、2E型は「二重に特別な(Twice exceptional)」という意味で、”得意な分野では突出した才能”を示すのですが、”苦手な分野では発達障害の特性”を持ちます。

2E型は得意と苦手のギャップによってマイナス面の印象の方が強くなり、才能に気づかれず、単なる発達障害とされる場合が多いです。

私たちはギフテッドの中でも2E型のギフテッド支援に力を入れており、2Eに対応したアコモデーションを行うことが可能です。

ギフテッド特有のトラブル

ギフテッドには才能がある一方、その能力特有のトラブルが発生します。代表的なものが「過度激動(Overexcitabilities=OE)」です。

OEはギフテッドが刺激に対する並ならない反応を示すことをいいます。

「精神運動性」「知覚性」「想像性」「知性」「感情性」の5つの分野があり、特に想像性、知性、感情性において反応が強いお子さんは、定型発達のお子さんに比べて日常生活を深く体験し、楽しみも苦しみも激しく感じます。

また、OEによって脳に大きな負担がかかり、ギフテッドは一般の人間より疲れやすい傾向があります。

過度激動の例

精神運動性知覚性想像性知性感情性
身体的多動だけでなく、話すスピードが速い、話が一気に飛躍する、頭が働いて眠れない、という精神的多動を示します。
頭の回転が速いという印象を与える一方、落ち着きがないという印象も与えます。
増長した知覚意識を持ち、まぶしい光、大きい音、匂い、触感など感覚器官に与えられた刺激に過剰に反応します。
鋭い感性は、優れた美的感覚に繋がる一方で、神経質や感覚過敏にも繋がります。
強い想像力を持ち、枠にとらわれない独創的な考え方をし、白昼夢を楽しみ、前夜見た夢にも過剰に反応します。
隠喩などの詩的表現に優れますが、その一方で注意力散漫と見られます。
知識とロジック、新しい意味を渇望し、疑問を追求し、理論的な分析や真実を探求します。
そのため高度な科学・ドキュメンタリー番組を好んで見たり、頭脳パズル、知覚・論理ゲームを好むなど、一般的なギフテッドの特徴です。
激しく劇的な感情を持ち、物事に深く感情移入し、愛着心、責任感、自省意識も非常に強いです。
感情の種類と幅が大きく、定型発達のお子さんより楽しみ、より悲しみ、より腹立ち、より驚き、より恐れ、より共感するという特徴を持ちます。

発達検査の数値状は問題がなかったとしても、「精神運動性」「知覚性」「想像性」「知性」「感情性」の問題は発生していませんか?

心当たりがある場合はただちに私たちにご相談ください。

発達支援とギフテッド支援の違い

発達障害、特に自閉スペクトラム症とギフテッドを混同している方が多いですが、発達障害とギフテッドは異なる概念です。

例えば、自閉スペクトラム症のお子さんもギフテッドも「こだわり」を持ちます。

ギフテッドは自分の能力が発揮できる分野に強い関心を持ち、結果としてこだわりを持つのに対し、自閉スペクトラム症の場合はこだわりが先にきてしまい、不合理なことにもこだわります。

このような点を理解しないことには、ギフテッドの能力を引き出すことは不可能です。

ギフテッド(2E)と発達障害の特性の例

ギフテッド(2E)発達障害
集中力興味ある行動では切り替えられるが、退屈な課題では集中のムラがでる集中が切り替えられない、集中が中断すると戻せない
継続性できる問題は意図的に飛ばすので課題が提出できないことがある課題が未完成・未提出になる
ルールルール自体を疑い、無意味だと思ったら従わないルールを忘れる、ルールを考えずに衝動的に動いてしまう
友人関係知的に仲間と一緒にいると不適切な行動は減る身近で気が許せる相手だと不適切な行動をしてしまう
不適切な行動不適切な行動の理由を説明できる不適切な行動の理由を説明できない
行動コントロール活動しているとき、自身の行動をコントロールできる集中力や注意力にムラがあり、行動をコントロールできない
学習活動学習活動に意味があると思えたときに不適切な行動は減る学習における不適切な行動が減らず、やる気が起きない
授業中の行動不注意な様子でも先生が言ったことを説明できる不注意な様子のとき、先生が言ったことを説明できない
こだわり自分の能力が発揮できる分野に強い関心を持ち、こだわりを持つ不得意や不合理なことでもこだわってしまう

発達支援

発達障害(LD/ADHD/自閉症スペクトラム)・グレーゾーンのお子さんは能力のバラツキのため、弱点が目立つ傾向があります。

そのため「弱点へ焦点を当てた対策」が必要です。

弱点の仕分けをし、対策の優先順位を定め、本人の中で相対的に得意な能力を活用したアコモデーションを行います。

ギフテッド(2E)支援

ギフテッド(2E)はそもそも能力が発揮できる分野に興味を持って探求する傾向がある一方、苦手な分野では発達障害の傾向を持ちます。

そのため「得意は先取りして伸ばし、弱点は発達支援を行う対策」が必要です。

本人の中で相対的に苦手な能力を分析し、得意な能力をうまく活用しながら弱点を才能を阻害しない程度まで引き上げるアコモデーションを行い、才能を発揮できるように支援します。

ギフテッドに合わせた4つのアコモデーション

私たちはギフテッド(2E)の特性に合わせたアコモデーションを行うオンライン個別指導塾・発達支援塾です。

アコモデーションはギフテッド(2E)のお子さんが「普通教育に適応することを目的」として、「教育内容やテスト内容そのものには質的な変更はせずに、発達の特性に合わせて勉強方法を工夫する」という発達支援・学習指導です。

私たちのアコモデーションには以下の4つの特徴があります。

ギフテッド(2E)アコモデーションの特徴

1.発達の特性に合わせたアコモデーション

私たちはギフテッド(2E)の発達の特性に合わせて個別に指導方針を立てます。

基本的な方針は得意は先取りして伸ばし、弱点はアコモデーションを行います。

アコモデーションには特別なノウハウが必要なため、一般的な学習塾・個別指導塾・家庭教師ではもちろんのこと発達障害専門塾でもほとんど採用されていない、私たち特有の方法です。

私たちはこのアコモデーションという世界水準の発達支援・学習指導によってお子さんの問題を解決することができます。

私たちのアコモデーションには学習指導に加えて行動面やコミュニケーションの指導も組み込まれているため、ギフテッド(2E)のお子さんに対応できます。

また、ギフテッド(2E)の特性を原因とした不登校の対策も可能です。

2.ICT教育×発達支援=教育DX
  • 完全1対1のオンライン発達支援・学習指導

ギフテッド(2E)のお子さんの特性は十人十色なので、私たちは完全マンツーマンで各々の特性に合わせたオンライン発達支援・学習指導を行います。

また、マンツーマンだと、相手のしぐさや目の動き、表情などを注視できるため、オンラインであっても対面指導とほぼ変わらない感覚で授業ができます。

もちろん、オンラインなので全国対応です。

また、不登校に陥っているお子さんにとってはホームスクールとしての役割を担うことができます。

  • ライブ配信型オンライン授業でモチベーション維持

私たちのオンライン授業は動画配信型ではなく、双方向のやりとりができるライブ配信型です。

動画配信型だと一方通行で質問もできませんが、ライブ配信型だといつでも質問ができます。

また、生徒の集中力や理解度を把握した上でコミュニケーションが取れるため、モチベーションを維持したまま授業を続けることができます。

  • ICTによる授業・学習管理・質問チャット

ギフテッド(2E)のお子さんにとって、ICT教育は従来のアナログ教育と比較して圧倒的に有効です。

印象に残りやすい視覚的な授業や書字の負担が少ない授業、ノートの管理、宿題や家庭学習のスケジュール管理などアナログ教育では出来なかった特性を補助する授業や学習管理が可能です。

また、知識を定着させるために復習が重要となりますので、私たちは質問回数無制限の質問チャットで家庭学習を徹底フォローします。

  • アナログ教育とICT教育のハイブリッド

もちろん、アナログ教育の良さもありますので、私たちのオンライン授業はアナログ教育とICT教育のハイブリッドです。

ICTで授業や学習管理を行い、問題演習や復習は学校のワークや受験用テキスト等のアナログで行います。

これによって、アナログでやらざるを得ないテストや提出物に対応することができます。

3.全国対応の中学受験・高校受験対策

ギフテッド(2E)のお子さん・保護者の一番の悩みは進路選択です。

私たちは進路選択の可能性を高めるための中学受験・高校受験対策を重視しています。

中学受験については、全国の中高一貫校のデータベースがありますので、志望校選びや志望校から逆算した目標の設定特性を考慮したテキスト選び・ペース配分・科目選択などの具体的な中学受験戦略を決定し、実施します。

高校受験については、都道府県ごとに特徴が異なるため、各都道府県の入試制度や問題傾向を理解した上で、目標の設定特性を考慮したテキスト選び・ペース配分・提出物管理などの具体的な高校受験戦略を決定し、学力および内申点の対策を実施します。

4.ゆいまーるの心を持つプロ集団

私たちはどんなに素晴らしい技術があっても、ギフテッド(2E)のお子さんの気持ちに寄り添うことができなければ適切な発達支援・学習指導はできないと考えています。

ですから、「ゆいまーる」という伝統的な助け合いの精神が残っている沖縄に拠点を起き、ゆいまーるの心を持つ人材に対してアコモデーションの技術を研修し、育成してます。
研修は特別支援教育士、発達障害児支援士、児童発達支援士などの資格試験をベースに、当社独自の学習指導のノウハウ(=アコモデーション)を加えた内容となっており、この専門的な研修をクリアした講師のみ採用しています。
さらに生徒を担当するごとに「個別指導計画書」を基にした個別研修を行い、常に発達支援・学習指導の質を追求しています。

合理的配慮とアコモデーションの違い
アコモデーション(reasonal accomodation)を直訳すると合理的配慮になるのですが、アコモデーションと合理的配慮には違いがあります。
文科省の定義によると「他の者と平等にすべての人権及び基本的自由を享有し、又は行使することを確保するための必要かつ適当な”変更”及び”調整”」とされており、変更=モディフィケーションと調整=アコモデーションが混在した定義になっています。
この定義の曖昧さが合理的配慮が必ずしもお子さんの目的に適わない大きな要因となっています。

アコモデーションによる発達支援・学習指導の例

発達障害(LD・ADHD・自閉スペクトラム症)・グレーゾーン・ギフテッドの指導法(解説の視覚化)
発達障害(LD・ADHD・自閉スペクトラム症)・グレーゾーン・ギフテッドの指導法(解説の視覚化)
発達障害(LD・ADHD・自閉スペクトラム症)・グレーゾーン・ギフテッドの指導法(解説の視覚化)

お子さんのサインを見逃さないでください

ギフテッド(2E)のお子さんは単なる勉強が苦手なお子さんとは対策が異なり、一般的に正しい対策がギフテッド(2E)のお子さんにとっては間違った対策となりえます。

ギフテッド(2E)のお子さんの学習がうまくいかないのは気持ちや努力の問題ではなく、”能力の問題”であり、指摘するのではなく、能力に合わせた支援・勉強方法の工夫(=アコモデーション)をすべきです。

  • やる気のムラが非常に大きい
  • 意味や理由がわからないことに対して行動できない
  • 得意・不得意の差が極端に激しい

これらはお子さんの特性に気付く重要なサインですので、見逃さないでください。

>お子さんの可能性を諦める前に…ご相談ください!

お子さんの可能性を諦める前に…ご相談ください!

少しでも特性が気になる場合は、以下のリンク、もしくはフリーダイヤル0120-609-216から私たちにご相談ください。
必ず貴方の悩みや不安に寄り添い、気持ちを共有し、解決方法を見出すとお約束いたします!