第1回 ソーシャルスキルトレーニングとは

発達障害(LD・ADHD・自閉スペクトラム症)・グレーゾーン・ギフテッドのオンライン個別指導塾・進学塾による「おうちでソーシャルスキルトレーニング」

ソーシャルスキルは人間関係や集団行動における社会的技能

ソーシャルスキルとは、相手の気持ちを理解する、流暢に会話をやりとりするなどの「コミュニケーションスキル」、集団のルールを理解する、集団参加するなどの「社会的行動」といった、人間関係や集団行動における社会的技能です。

簡単にいうと「一般常識に基づいた言動」であり、通常は家庭での日常生活や学校での集団生活で自ずと身につくものですが、発達凸凹(発達障害・グレーゾーン)・ギフテッドの特性によって言語や行動コントロールに弱点があるお子さんは、ソーシャルスキルがうまく自然獲得できません。

その社会的技能を訓練する発達支援プログラムを「ソーシャルスキルトレーニング=SST」といいます。

ソーシャルスキルトレーニング

一般的なソーシャルスキルトレーニングは、以下のようなプログラムで実施されます。

1.教示・モデリング

教示とはソーシャルスキルを言葉での説明や図示すること、モデリングは手本を示すことで、ソーシャルスキルの基本的な知識を説明します。

2.ロールプレイ

ロールプレイとは疑似体験することであり、ソーシャルスキルは試しにやってみることが重要です。

教示・モデリングで知識として頭に入れるだけでなく、様々なパターンのコミュニケーションや社会的行動のルールをロールプレイします。

3.フィードバック

フィードバックとは相手を評価し、改善点を伝えることであり、ソーシャルスキルが苦手な子にとってにおいて最も重要なプロセスです。

ロールプレイの後、うまくいった点を褒め、うまくいかなかった点を修正する必要があります。

4.般化

般化とは日常生活の中でソーシャルスキルを使えることであり、般化を促すことがSSTの目的です。

さて、上記のように書くと、非常に専門的な技術のように思えますが、ソーシャルスキルトレーニングは必ずしも専門的なものではありません。

ソーシャルスキルトレーニングは必ずしも専門的なものではない

前述した通り、ソーシャルスキルとは「一般常識に基づいた言動」であり、大人にとっては何も難しいことはありません。

例えば、「お子さんが知っている人から挨拶されたのに、無視してその場を去った」としたら、一般常識に基づいた言動を教えますよね?

その場合、「知っている人に挨拶をしないのは失礼」とソーシャルスキルを教示します。

それでもわかっていないようなら、実際に場面を再現し、お子さんに挨拶させて親御さんが無視するモデリングをすることによって相手の気持ちを理解させます。

その上で挨拶の場面をロールプレイして、「相手の目を見た方が良い」とか「会釈をしよう」とかフィードバックします。

また般化しているか、日常生活で同じような場面が生じたときにチェックします。

このように、ソーシャルスキルトレーニングというのは必ずしも専門的ではないため、基本的なソーシャルスキルに限定すれば家庭でも十分に取り組めるものです。

※高度なSSTは専門的な発達支援塾のご利用をお勧めします。

おうちでソーシャルスキルトレーニング

そこで私たちは「おうちでソーシャルスキルトレーニング」というブログを始めました。

対象は発達凸凹(発達障害・グレーゾーン)・ギフテッドの特性によってソーシャルスキルに弱点があり、不登校もしくは登校渋りになってしまっているお子さんです。

主な内容は小学生のうちに身につけてもらいたい社会的技能を中心に、毎回様々な場面やパターンのコミュニケーションや社会的行動のテーマを扱っていきますので、きっとお子さんの苦手なソーシャルスキルについてのテーマが見つかるはずです。

また、ソーシャルスキルトレーニングに加えて、親子の適切な関わり方を学ぶペアレントトレーニングも一部盛り込んでいきます。

このブログを活用して、日々の生活の中でお子さんのソーシャルスキルを向上させていきましょう。

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