不登校・特性に寄り添う「パレットスクール」の魅力と選抜の特徴
埼玉県には、不登校経験や発達特性(LD/ADHD/ASD)を持つ生徒、高校中退者などを幅広く支援する「パレットスクール」があります。自分のペースで学べる多部制(定時制)と単位制を組み合わせた総合学科高校で、個々の状況に合わせた柔軟な学びを提供しています。
-
朝が苦手でも通える「多部制」と単位制の柔軟性: 午前・昼間・夜間の3部制(戸田翔陽)や2部制を採用しており、起立性調節障害などで朝の登校が難しいお子さんでも、自分に合った時間帯を選択できます。学年による区切りがない「単位制」のため、他部の授業を履修することで3年での卒業も可能。最長6年まで在籍できるため、体調や特性に合わせて無理なく卒業を目指せます。
-
主要科目の学び直しと少人数・習熟度別指導: 国数英の主要科目では、生徒の理解度に合わせた少人数・習熟度別指導が行われます。特に吹上秋桜高校の「コスモスステップ」のように、義務教育課程の学び直しに注力している学校もあり、学力に不安があるお子さんも基礎から着実に積み上げられる環境が整っています。
-
「内申・学力検査」を含む県立共通の入試制度: 東京のチャレンジスクール等と異なり、入試では他の県立高校と同様に「内申書」「学力検査」「面接」が課される点に注意が必要です。学力検査があるため、基礎的な学習対策は欠かせませんが、面接等を通じて「学び直したい」「この学校で頑張りたい」という意欲をしっかり伝えることが合格への大切なステップとなります。
パレットスクール
午前部、昼間部、夜間部の3部制もしくは午前部、昼間部の2部制(定時制)で、起立性調節障害や睡眠障害によって朝起きられない生徒にとっても選択しやすい仕組みとなっています。
また、学校ごとに多様な選択科目を設けた単位制の総合学科高校です。
高校入試の特徴
パレットスクールは他の県立高校と同様の検査が課されます。
入試の際には、内申書と学力検査、面接で考査を行います。
カリキュラムの特徴
パレットスクールも普通高校になるため、卒業には74単位の修得が必要です。
定時制なので通常は卒業までに4年間が必要となりますが、所属している部以外の授業を受けるなどによって単位を多く履修すれば、3年で卒業することも可能です。
特色あるカリキュラムの総合学科となっており、国数英の主要科目に関しては、生徒の学習レベルに合わせた少人数習熟度別指導を行っています。
また、インターンシップや資格取得、ボランティア活動など、学校外での成果も単位として認定されます。
スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーなどによる支援があるため、発達障害(LD・ADHD・自閉スペクトラム症)・グレーゾーンや不登校経験者でも安心して学校生活を送ることができます。
それぞれのパレットスクールの特徴
戸田翔陽高校は3部制の定時制で、「福祉系科目」「ビジネス系科目」「国際教養系科目」「自然科学系科目」「自由選択科目」などの豊富な選択科目が設けられている学校です。
アクティブラーニングやICTなどを活用した、新しい学習方法を取り入れたカリキュラムになっています。
他のパレットスクールよりは進学志向が強く、卒業生のうち約3〜4割が大学・短大へ進学します。
狭山緑陽高校は2部制の定時制で、「情報ビジネス系列」「健康福祉系列」「国際教養系列」「総合サイエンス系列」の4系列の中から自分の進路希望に合った科目を選択し、学んでいきます。
コンピュータ実習室・総合メディア室・介護福祉実習室・自習室など多様な設備が充実しており、また緑豊かで広大なキャンパスで学べることも魅力の一つです。
就職志向が強く、卒業生のうち大学・短大への進学率は約2割です。
吹上秋桜高校では2部制の定時制で、「商業・情報系列」「文化・社会系列」「生活・福祉系列」「科学・技術系列」の4系列の中から自分の進路希望に合った科目を選択し、学んでいきます。
義務教育課程の学び直しにも力を入れており、「コスモスステップ」という授業で基礎学力の向上を図っています。
また、福祉の資格(介護職員初任者研修)や商業・情報(簿記・他)の資格を取ることも可能です。
就職志向が強く、卒業生のうち大学・短大への進学率は約2割です。
2022年入試倍率
| 学校名 | 定員 | 応募者 | 倍率 |
| 埼玉県立戸田翔陽高校 | 234 | 198 | 0.84 |
| 埼玉県立狭山緑陽高校 | 234 | 162 | 0.69 |
| 埼玉県立吹上秋桜高校 | 216 | 176 | 0.81 |
発達特性がよくわからない…トリセツをご利用ください!
「何となく得意なことと苦手なことはわかるけど、しっかりと整理しきれていない…」
そんなときは簡易発達チェックシート「トリセツ」をご利用ください!
「トリセツ」は、AIを使い、簡単なアンケートからお子さんの発達特性の特徴を把握するものです。
正式な発達検査ではないため、医学的な診断に代わるものではありませんが、LD(学習障害)/SLD(限局性学習症)、ADHD(注意欠如・多動性障害)、ASD(自閉スペクトラム症/アスペルガー症候群)等の発達障害およびギフテッド(2E)の特性傾向を知ることはできます。
特に高校受験は定型発達のお子さんでも高い負荷がかかる受験ですので、特性傾向を把握し、少しでも負荷を軽減する学習方針を立てることは必須です。
お子さんの特性に個別最適化した学習指導への第一歩として、ぜひご活用ください。
■ ご利用方法
- QRコードまたはリンクより、LINE公式アカウントを「友だち追加」します。
- 登録後に自動送信されるメッセージに従い、簡易発達チェックシート「トリセツ」をご利用ください。
※対象年齢は7歳から15歳となります。
※詳細な対策については「体験学習」をご利用ください。
