昼夜逆転は無理に直さなくていい。「午後から登校(受講)」で始めるスモールステップ復帰法

生活リズムの乱れはやる気の問題ではない

「昼の12時を過ぎても起きてこない」

「カーテンを開けて無理やり起こそうとすると、怒鳴り合いになる」

不登校のお子さんを持つご家庭で、最も多い悩みの一つが「昼夜逆転」です。

世の中が動き出している時間に我が子が寝ている姿を見ると、「このまま社会復帰できないんじゃないか」と焦り、つい「いい加減に起きなさい!」と声を荒らげてしまう…。

でも、どうか焦らないでください。

実は、その昼夜逆転を無理に直そうとする必要はありません。

今回は、朝起きられない原因を正しく理解し、お子さんの「時差」に合わせた新しい復帰のステップをご提案します。

「怠け」ではなく「体の故障」かもしれません

まず知っておいていただきたいのは、朝起きられないのは「やる気不足」や「怠け」ではない可能性が高いということです。

思春期、特にストレスを抱えている時期の体は、自律神経のバランスが乱れやすくなります。

「起立性調節障害(OD)」のように、朝に血圧が上がらず、体が物理的に起動しない状態になっているケースも少なくありません。

これは意志の力でどうにかなるものではなく、いわば「低血圧という故障」です。

故障している車を無理に走らせようとすれば、エンスト(体調悪化やメンタルダウン)を起こしてしまいます。

だからこそ、「朝起きること」をゴールにするのは一旦やめましょう。

そこを目標にすると、毎日が「失敗の連続」になり、親子の自己肯定感が削られていくからです。

「午後から」なら、子供は動けます

朝は体調が悪くても、午後や夕方になれば元気になるお子さんは多いはずです。

それなら、その元気な時間帯を「活動時間(ゴールデンタイム)」と定義してしまえばいいのです。

いきなり学校の1時間目(朝8時半)を目指す必要はありません。

まずはハードルを極限まで下げて、「午後から社会と接点を持つ」ことから始めましょう。

  • 午後からフリースクールに行く
  • 夕方から習い事に行く
  • 夜の時間帯にオンラインで誰かと話す

これらは立派な「社会復帰」の一歩です。

「朝起きられない自分はダメだ」と思い込んでいるお子さんに、「夕方からなら頑張れるね」と、できたことを認めてあげてください。

オンライン授業なら「時差」があっても大丈夫

特に、自宅で受講できるオンライン授業は、昼夜逆転のお子さんに最適なツールです。

リバランスでは、お子さんの体調が安定してくる夕方や夜の時間帯からの授業も柔軟に受け入れています。

「先生と話すために、15時には起きようかな」 そんな小さな動機が生まれれば、体内時計は自然と少しずつ整っていきます。

焦って時計の針を無理やり回す必要はありません。

お子さんの時計が動き出す時間を待って、そこから一緒に歩き出せばいいのです。

まずは「午後からのスモールステップ」、私たちと一緒に始めてみませんか?