【中学受験】こだわりがあるお子さんへの対応

こだわりを「強み」に変えるアコモデーション

こだわり(限定的な興味や反復行動)は、自閉の特性を持つお子さんに見られやすい傾向です。

中学受験においては、「特定の参考書しか使いたくない」「ルーティンが変わるとパニックになる」といった形で学習の妨げになる一方、「興味のある分野への驚異的な集中力」という強みにもなり得ます。

こだわりを「学習ルーティン」に組み込む

お子さんのこだわりを否定せず、「このルーティンを終えたら勉強を始める」という学習への切り替えスイッチとして活用しましょう。

例:「好きなパズルを10分間終えたら、算数を30分やる」といった「ファースト・ゼン(First/Then)」の原則を応用します。

「特定の興味」と学習内容を結びつける

もしお子さんのこだわりが特定の歴史や科学分野にあるなら、そのテーマを学習に活用します。

例えば、社会科の暗記が苦手でも、好きな歴史上の人物の時代だけは詳しく調べるなど、強みを活かす完全オーダーメイドカリキュラムを組みましょう。

変化の「見通し」を事前に徹底的に伝える

スケジュールや環境に変更が生じる場合は、なぜ変わるのか、新しい内容は何かを、視覚的なツールを使って何度も丁寧に説明し、不安を最小限にします。

リバランスのプロ講師は、このような特性理解に基づいた指導を行います。