やる気を育む声かけルール
中学受験におけるお子さんのやる気(モチベーション)は、親や指導者の「声かけ」によって大きく左右されます。
特にLD(学習障害)、ADHD(注意欠如・多動症)、自閉症スペクトラムなど発達障害やグレーゾーン、ギフテッド(2E)の発達特性を持つお子さんへの声かけは、特性を理解し、ポジティブな行動を促す具体的な言葉を選ぶことが重要です。
今回は効果的な声かけのポイントを紹介します。
「プロセス」を具体的に褒める
「すごいね」という漠然とした言葉は避けましょう。
- 難しい問題を時間を守って最後まで取り組めたね
- 計算ミスを減らすために、途中式を丁寧に書く工夫ができたね
このように、努力や工夫、行動のプロセスを具体的に褒めることで、お子さんは「何をすれば認められるか」を理解し、次の行動につながります。
「原因」を外ではなく内に求める質問
失敗したとき、「なんでできなかったの?」と責めるのではなく、「どうすれば次はうまくいくと思う?」と問いかけましょう。
これにより、お子さんは自分で解決策を考える力(自己調整力)を養い、「自分の力で変えられる」という内発的な動機づけを高めます。
期待ではなく「事実」と「提案」で伝える
「あなたならできるはず」というお子さんに期待する言葉は、逆にプレッシャーを与える言葉になります。
「昨日は集中して30分勉強できたね。今日もまずは30分、一緒にスタートしようか」のように、過去の事実に基づき、具体的な行動を提案する形で伝えましょう。
親の不安をぶつけず、お子さんの気持ちに寄り添う声かけが、最大のやる気を引き出します。
お子さんの可能性を諦める前に…ご相談ください!" width="1280" height="720" >