主要な質問と回答のヒント
面接試験は、お子さんの人間性や学習への意欲を伝える場です。
LD(学習障害)、ADHD(注意欠如・多動症)、自閉症スペクトラムなど発達障害やグレーゾーン、ギフテッド(2E)の発達特性を持つお子さんの場合、想定外の質問でパニックになることを避けるため、質問例への回答を事前に整理しておくことが極めて重要です。
質問例 回答のヒント(特性を意識)
| 質問例 | 回答のヒント(特性を意識) |
| 志望理由を教えてください | 具体性を重視。「貴校の〇〇(具体的な支援体制や独自のプログラム)が、私の〇〇(具体的な特性/強み)を活かすのに最適だと感じた」と、学校と自分の特性を結びつける。 |
| 小学校で頑張ったことは? | 抽象的な成功談ではなく、「プロセス」と「工夫」を強調。「委員会の仕事で、計画を視覚化して進行した結果、ADHD傾向の私でも成功できた」など、自己理解を含める。 |
| 入学後、何に挑戦したいか | その学校独自の取り組みを具体的に挙げる。「貴校の〇〇部で、私の集中力を活かして〇〇を極めたい」など、学校への適応意欲を示す。 |
| あなたの長所と短所は? | 短所も「強みと表裏一体」として捉える。「短所はこだわりが強い点ですが、これは探求心の深さという長所でもあります」とポジティブに変換する。 |
回答は簡潔に、しかし具体的に。
そして、言葉がうまく出てこない時は、面接官の目を見て、誠実さを伝える姿勢が何よりも大切です。
事前に、リバランスの授業や家庭で繰り返し練習を重ねましょう。