模試を無計画に受けるのはNG
模試は、単に「現時点での学力を測る」ためだけのものではありません。
中学受験に向けてLD(学習障害)、ADHD(注意欠如・多動症)、自閉症スペクトラムなど発達障害やグレーゾーン、ギフテッド(2E)の発達特性をどう活かしていくかを考える貴重な材料です。
学年に応じた目的があり、無計画に模試を受けるのはやめましょう。
5年生までの模試は「達成度」を確認し、復習する材料
小学6年生になるまでは、模試の結果は重要ではありません。
なぜなら、外部模試は受験生全員が受けている前段階であり、受験範囲も終わっていない小学5年生までの数値は正確性に欠けるからです。
ですから、模試の結果で一喜一憂するのはナンセンスです。
5年生までの模試は「現時点での学習の進捗と、基礎の抜け漏れを確認する」ための中間チェックとして非常に有用です。
今の自分や目標から逆算して、「取るべき単元」の正誤を確認し、取れていない場合は復習することを徹底しましょう。
6年生の模試は「戦略」を磨く場
特にADHDや自閉スペクトラム症など、特性を持つお子さんにとって、試験時間内に集中力を維持したり、問題の優先順位をつけたりすることは大きな課題です。
模試を以下の戦略的練習の場と捉えましょう。
時間配分の練習
事前に「得意な科目に何分、苦手な科目に何分」と時間を決め、タイマーや目覚まし機能(アコモデーションとして許可されている場合)を使って、時間内で終わらせる練習をします。
問題の取捨選択
全ての問題を解こうとしない練習も重要です。
解けない問題に固執せず、確実に取れる問題から手を付ける戦略を意識させます。
環境設定の再現
模試会場の雰囲気に慣れることも練習です。
もし可能であれば、少し騒がしい環境やいつもと違う机で学習する時間を設けることも有効です。
リバランスのAI模試を活用
リバランスのAI個別達成度テスト「リロ模試」は、単なる点数だけでなく、特性に基づいた傾向を把握できるため、模試の後に「なぜその問題を間違えたか」を具体的に分析し、次の学習計画に活かせます。
模試の結果に一喜一憂せず、試験本番で最高のパフォーマンスを発揮するためのデータとして最大限に活用しましょう。
お子さんの可能性を諦める前に…ご相談ください!" width="1280" height="720" >