HSCは生まれつき敏感で繊細な性質を持っている
発達凸凹(発達障害・グレーゾーン)・ギフテッドの発達特性によってソーシャルスキルに弱点がある子供の場合、音や匂いに敏感、にぎやかな場所や集団行動が苦手といったHSC=Highly Sensitive Childという場合があります。
これらの敏感さはネガティブな感情を蓄積させ、不登校や登校渋りのきっかけになりえます。
HSCとはそもそも何か
HSC(Highly Sensitive Chiild)は「生まれつき非常に感受性が強く敏感な気質をもった子ども」のことです。
HSCは以下の特徴を持ちます。
- 深く情報を処理する
- 過剰な刺激を受けやすい
- 共感しやすい
- 心の境界線が薄い・もろい
- 疲れやすい
- 自己否定が強い
これらの特徴があるので、敏感で繊細ということができます。
実は発達障害の一側面
実は発達障害とHSCの関係性ですが、「HSP と発達障害は区別可能なのか?(2022年 菊池哲平)」という論文があります。
これによるとHSP(HSC)の特性を持つ人は発達障害の特性も併せ持ち、HSP(HSC)の特性のみを持つと言う人は居なかったということがわかっています。
つまり、HSP(HSC)は発達障害と明確な違いはなく、発達障害の一側面とも考えられます。
HSCの特性との付き合い方
HSCは特性なので、その特性と上手に付き合っていくことが大切です。
例えばに以下の方法があります。
- 心配事を明確にし、1つずつ減らす
- 心配している理由を改めて考えてみる
- 深呼吸する
- 趣味に没頭する
- 瞑想する
- インターネットから離れる
- 自分自身に前向きな言葉をかけてみる
まとめ
人一倍敏感で繊細な性質は変えることはできません。
特性と向き合い、上手にコントロールしていくことがポイントとなります。
次回は「正しいことをしたはずなのに」を取り上げます。