授業態度は成績にも影響する重要なコミュニケーションスキル
発達凸凹(発達障害・グレーゾーン)・ギフテッドの発達特性によってソーシャルスキルに弱点がある場合、授業態度が悪いなどと叱られがちです。
授業態度の悪さは叱られるだけでなく成績にも悪影響を及ぼすため、学校に対するネガティブな感情が蓄積し、不登校や登校渋りのきっかけになりえます。
そもそも、授業態度のポイント自体が分かっていない場合が多いので、親子で一緒に授業を受ける態度について考えてみましょう。
授業態度のポイント
まずは先生が自分にどのような授業態度を望んでいるのか、また周りはどのような態度で授業を受けているのか理解しましょう。
授業を受ける態度のポイントを整理してあげましょう。
- 先生が話しているときは先生の顔を見る
- 先生が黒板や何かを指しながら話しているときは指されているものを見る
- 先生の話は静かに聞く
- 先生が話しているときに他のことをしない
- 先生の指示と違うことはしない
- 自分が作業している途中で先生が話し出したら、やっていることを中止する
- 授業中にお友達をおしゃべりをしない
- 授業中にお友達から話しかけられても話さない
- 授業中に話していいのは「質問」「発表」のときだけ
実際に授業態度の練習をしてみる
授業態度は一朝一夕で身に付くものではありませんので、普段から家庭の中で練習しましょう。
家庭学習の際に、前述のポイントを事前に確認し、守りながら学習を進めてみてください。
また、個別指導塾や家庭教師を利用されている場合は、塾や家庭教師の先生にも共有し、授業態度の練習を日々行うようにしてみてください。
まとめ
授業態度で叱られることの多いお子さんは、ご家庭で授業を受ける態度のソーシャルスキルトレーニングを実施してみてください。
次回は「人に話しかける態度」を取り上げます。