なぜ親が叱るのか?その理由を知る
発達凸凹(発達障害・グレーゾーン)・ギフテッドの発達特性によって、ソーシャルスキルに弱点がある場合、様々な場面で叱られがちです。
特に身近な親から叱られることは多くなり、ネガティブな感情が蓄積すると不登校や登校渋りのきっかけになりえます。
そもそもなぜ叱られているのか分かっていない場合が多いので、親子で一緒に叱られる理由を考えてみましょう。
よく叱られる場面を知る
叱られることは誰にでもありますが、発達の凸凹があると叱られることが多くなりがちです。
まずはどんなときによく叱られるのか把握しましょう。
<叱られる場面の例>
- 早く宿題をやりなさい!
- 早く起きなさない!
- 早く寝なさい!
- 机を片づけなさい!
- 明日の準備をしなさい!
叱られる理由を考える
親御さんがどんな気持ちで叱っているか一緒に考えてみましょう。
<叱られる理由の例>
- 早く宿題をやりなさい!→宿題が間に合わないと先生に注意されるよ?宿題を早く終わらせればゆっくりテレビを見れるよ?
- 早く起きなさない!→遅刻しちゃうよ?ギリギリで起きて、急いで準備すると忘れ物しちゃうよ?
- 早く寝なさい!→朝起きれなくて、遅刻しちゃうよ?ギリギリで起きて、急いで準備すると忘れ物しちゃうよ?
- 机を片づけなさい!→机が散らかっていると、忘れ物しちゃうよ?散らかっていると集中して勉強できないよ?
- 明日の準備をしなさい!→事前に準備をしないと忘れ物しちゃうよ?忘れ物しちゃうと先生に注意されるよ?
まとめ
叱られることが多いお子さんの場合、叱られる場面とその理由を知るソーシャルスキルトレーニングを実施してみてください。
次回は「遊びながらソーシャルスキルトレーニング」を取り上げます。