もう知っていることばかりで、座っているのが拷問みたい
2E型ギフテッドのお子さんにとって、公立学校の授業は時として「スローモーションの映画を強制的に見せられている」ような苦痛を伴います。
その結果、手遊びをしたり、寝てしまったり、先生の間違いを指摘して「生意気だ」「態度が悪い」と叱られてしまう…。
そんな悪循環を断ち切るために、授業を真面目に聞くフリをしながら、脳みそをフル回転させる「脳内思考ゲーム」を試してみませんか?(ただしワーキングメモリが弱い2Eにはお勧めできません)
授業中に「内職」はできないけれど…
教科書の下に小説を隠して読む「内職」は、見つかると怒られますし、中学生であれば、内申点も下がってしまいます。
しかし、「頭の中」までは先生も覗くことはできません。
そこでお勧めしたいのが、耳では先生の話を聞きつつ、脳内の空き領域(バックグラウンド)で別の高度な処理を行う「二重処理(デュアルタスク)」です。
いわゆるCPUのスペックが高すぎるため、授業を聞くだけではメモリが余りすぎてヒマをしてしまうのです。
その「余ったメモリ」を有効活用するのです。
おすすめの「脳内思考ゲーム」3選
先生にバレずに、かつ知的好奇心を満たせるゲームの例をご紹介します。
1. 素因数分解チャレンジ
- ルール: 先生が言った数字(ページ数や歴史の年号)を、瞬時に素因数分解する。
- 効果: 数字への感覚が研ぎ澄まされ、計算スピードが維持されます。「今は78ページか…2×3×13だな」と考えている顔は、先生からは「真剣に話を聞いている顔」に見えます。
2. 先生の口癖カウンター&統計分析
- ルール: 先生が「えー」「あのー」を何回言うかカウントし、1分間あたりの平均値を出す。または、「つまり」という言葉の後に重要なことが来る確率を計算する。
- 効果: これを行うためには、先生の話を一言一句聞き逃さずに集中する必要があります。 結果的に「誰よりも先生の話を聞いている生徒」になれます。
3. リアルタイム・翻訳ごっこ
- ルール: 先生が喋っている内容を、脳内でリアルタイムに英語(またはプログラミングコード)に変換する。
- 効果: 高度な語彙力と処理速度が鍛えられます。「この説明、Pythonで書くならif文だな」と変換するのは、2Eのお子さんが大好きな作業です。
「態度が悪い」を卒業するために
これらのゲームの最大のメリットは、「先生の方を向いていないとできない」ということです。
退屈で窓の外を見たり机に突っ伏したりしていた子が、ゲームのために先生を凝視するようになります。
先生からは「最近、意欲的に聞いているな」と評価され、お子さんは退屈から解放され、親御さんは呼び出しの電話に怯えなくて済む。
まさに「三方よし」の作戦です。
脳みそを全速力で走らせる場所へ
学校では、どうしても「周りに合わせる」というブレーキが必要です。
だからこそ、この「脳内ゲーム」でガス抜きをして、心のバランスを保つことが大切です。
そして放課後は、思いっきりアクセル全開で学べるリバランスで学びましょう。
ここでは、ブレーキもお世辞も必要ありません。
お子さんの「もっと知りたい!」というスピードに、私たちが全力で並走します。