【中学受験】発達障害に理解のある学校の見つけ方

単に生徒を受け入れているだけは理解があるとは言えない

LD(学習障害)、ADHD(注意欠如・多動症)、自閉症スペクトラムなど発達障害やグレーゾーン、ギフテッド(2E)などの発達障害・ギフテッドに「理解のある学校」とは、単に「生徒を受け入れている」だけでなく、具体的な支援体制が整っている学校を指します。

学校を選ぶ際は、パンフレットの言葉だけでなく、現場の姿勢をチェックすることが重要です。

「理解」を測る具体的なチェックポイント

合理的配慮（アコモデーション）の実績

過去にどのような配慮を行ってきたか、具体的な事例を尋ねてみましょう。

例えば、「板書が苦手な生徒へのPCやタブレットの使用許可」「時間割や宿題の視覚化」「別室受験」などの実績があれば、理解度の高さを判断できます。

今は合理的配慮を積極的に行っている私立中学校が増えています。

教員全体の意識

特定の教員だけでなく、クラス担任や学年主任、進路指導の先生まで、支援の考え方が共有されているかを確認します。

学校説明会や個別相談会で、複数の先生に話を聞いてみましょう。

この意識が欠ける学校だと、説明会での話と実際に入ってからの対応が違うということが起こりえます。

重要なのは、「支援を求めたときに、学校が共に解決策を探してくれる姿勢があるか」です。この姿勢こそが、真に理解のある学校の証です。