形式的に謝ればいいというものではない
発達凸凹(発達障害・グレーゾーン)・ギフテッドの発達特性によってソーシャルスキルに弱点がある子供の場合、お友だちを怒らせてしまった後、適切な謝り方ができずトラブルを起こしてしまうことがあります。
このようなコミュニケーションのトラブルが頻繁に起きると、学校生活へのネガティブな感情を蓄積させ、不登校や登校渋りのきっかけになりえます。
今回は、誠実な謝り方について考えてみましょう。
不誠実な謝り方
まず、そもそもどのような謝り方は不誠実な謝り方なのでしょうか。
その点から考えていきます。
- 責任転嫁…謝るには謝りますが、「でもあの人も悪い」と自分のミスや失敗を他人のせいにしようとします。
- はっきりとした謝罪を避ける…自分のミスや失敗を認めず、誤っているようにみえて、実際にははっきりとした謝罪の言葉を言わず、その場を避けようとします。
- 反省せずに繰り返す…謝るには謝るのですが、反省せず、同じことを繰り返します。
- 偽りの謝罪…言葉だけで謝罪し、実際には自分の行動や態度を変えようとしません。
誠実な謝り方
では、誠実な謝り方とはどのようなものでしょうか。
- 間違いを認める…自分が間違っていたことや他人を傷つけたことを素直に認め、「ごめんなさい、私が悪かった」といいます。
- 許しを求める…謝罪の言葉に加えて、「ごめんなさい、許してください」と相手からの許しを積極的に求めます。
- しっかりと反省する…間違いをしたことを後悔し、次回同じことを繰り返さないように反省します。
- 行動で示す…自分のミスや失敗で他人に迷惑をかけた場合、その失敗を取り返す方法を考え、言葉だけでなく実行します。
まとめ
うっかりミスや失言など、人間なら誰しもあることです。
相手をネガティブな感情にさせてしまったら、きちんと謝りましょう。
次回は「秘密にすべきこと」を取り上げます。