ルールは自分だけのものではなく皆のもの
発達凸凹(発達障害・グレーゾーン)・ギフテッドの発達特性によってソーシャルスキルに弱点がある子供の場合、みんなで何かをしているときに勝手にルールを変えてしまい、トラブルに繋がることがあります。
このようなコミュニケーションのトラブルが発生するとネガティブな感情を蓄積させ、不登校や登校渋りのきっかけになりえます。
今回はなぜ勝手にルールを変えてはいかないのか考えてみましょう。
ルールに従っていた人が混乱する
ルールは、みんなが同じ基準で行動するために決められています。
例えば、サッカーの試合でボールを手で触ってはいけないというのは、公平な試合をするためのルールです。
もし試合中に手でボールを触っても問題がないとルールが変われば、これまでルールを守っていた人たちが混乱してしまいます。
みんなが同じルールに従うことで、安心して活動できるのです。
ですから、みんなで何かをしているときに自分に都合がいいように勝手にルールを変えてしまうと、他のみんなが混乱し、不満が溜まり、トラブルが発生してしまいます。
ルールを変えてもいい場合もある
ただし、時には状況や新しい考え方に合わせてルールを変えることもあります。
例えば、みんながそのルールに疑問をもっていたり、ルール自体が古く時代にそぐわない場合など必要に応じてルールを変更する必要が出てきます。
ただし、ルールを変えるときは、みんなの同意が必要です。
事前にみんなに「今日は違うルールでやってみない?」などと提案し、公平な変更を心がけることが大切です。
ルールに従うことを覚える大切さ
ルールは社会で暮らす上での約束事であり、みんなが安心して生活できるように守られています。
ルールに従うことは、他の人との協力や助け合いが成り立つ基本です。
小さなことから大きなことまで、ルールを守ることで争いや混乱を避け、平和なチームを築くことができます。
また、ルールに従うことは、将来社会で生きていくための基本的なスキルとも言えます。
まとめ
このようにルールを勝手に変えず、従うことによってみんなで楽しく平和に物事に取り組むことができます。
次回は「絶対に1番がいい」を取り上げます。