異性間との上手なコミュニケーションとは
発達凸凹(発達障害・グレーゾーン)・ギフテッドの発達特性によってソーシャルスキルに弱点がある場合、思春期に向かうにつれ変化していく異性間の距離感を掴むことができずトラブルに繋がってしまうことがあります。
異性間のコミュニケーションのトラブルは同性間のそれよりも大きな問題に繋がりやすく、不登校や登校渋りのきっかけになりえます。
異性間の関わり方について家族で話し合うのは思春期を迎えてからでは難しくなる場合がありますので、早い時期から対応を考えておきましょう。
恋愛感情は自然なことだが、コントロールする術が必須
思春期を迎え異性を意識し始めると、いわゆる「好きな人」ができる場合があります。
しかし相手も同じように自分のことを好んでくれているとは限らず、感情は一方的なものになることがあります。
そんな場合でも自分の好意を相手に伝える以上の気持ちの押し付けはせず、異性間の適切な距離を保ち続けることが求められます。
性自認、性指向によっては異性と同性を読み替えて結構です。
しかしTPOに応じた会話をするという基本は変わりません。
リスクのある話題を避ける
性的な話題など、異性間と同性間で禁忌とされる度合いに大きな乖離のある話題がいくつかあります。
同性間で会話が弾んだ話題だったからといって、そのまま異性間の会話に持ち込むのは危険です。
セクハラと受け取られれば大きな問題に繋がるリスクがあり、そうでなくてもデリカシーが無い人と思われたりするかもしれません。
一般的に異性間は同性間より繋がりが薄いため、一度ついたレッテルはなかなか消えません。
慎重なコミュニケーションが必要と言えるでしょう。
まとめ
コミュニケーションが苦手なお子さんは、異性間の関わり方について考えてみるソーシャルスキルトレーニングを実施してみてください。
次回は「遠慮・謙遜・卑下することばに気づこう」を取り上げます。