人に話しかける態度は基礎的なコミュニケーションスキル
発達凸凹(発達障害・グレーゾーン)・ギフテッドの発達特性によってソーシャルスキルに弱点がある場合、人に話しかける態度が悪く、トラブルになりがちです。
学校でのコミュニケーションのトラブルはネガティブな感情を蓄積させ、不登校や登校渋りのきっかけになりえます。
そもそも、話しかける態度のポイント自体が分かっていない場合が多いので、親子で一緒に人に話しかける態度について考えてみましょう。
話しかける態度のポイント
まずは相手がどのような話しかけられ方や態度を望んでいるのかのポイントを整理してあげましょう。
- 相手に話しかける時は気づいてもらうために相手の視界に入る
- 相手に話しかける時は気づいてもらうために相手に声かけをする
- 相手の話の輪に入る時は関係のある話をする
- 皆が静かにしている場所や場面では話しかけない
- 誰かと話している人の話を遮って邪魔しない
- 誰かの話を聞いている人に話しかけて邪魔しない
- 何か作業をしている人に話しかけて邪魔しない
- 重要なことであれば、相手の邪魔になっても「邪魔してごめんなさい」と言って話しかけてもいい
実際に話しかける態度の練習をしてみる
話しかける態度は一朝一夕で身に付くものではありませんので、普段から家庭の中で練習しましょう。
例えば、保護者がテレワークで家で会議に参加する時、「これから会社の人たちとお話しするから話しかけないでね」と前置きし、「でも大事なことだったら話しかけていいからね」と指示しておきましょう。(大事なことについては事前に決めておく)
これらのポイントを日常の中で確認し、日々練習を行うようにしてみてください。
まとめ
話しかける態度で叱られることの多いお子さんは、人に話しかける態度のソーシャルスキルトレーニングを実施してみてください。
次回は「相手に説明する態度」を取り上げます。